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社会保険旬報「巻頭言」でたどる社会保障の課題【平成編】(11)平成11年(1999年)

社会保険旬報」誌は、昭和16年の創刊以来、医療保険・診療報酬を中心とした社会保険の情報を医療関係者・保険者に提供し、国民がもとめる社会保障制度のあり方を、ともに考えてきました。

国民皆保険のもと高度成長を成し遂げた「昭和」が去り行き、高齢化による社会保障の増大など新たな難題が押し寄せた「平成」の時代、関係者はどのような課題を共有し、解決に取り組んできたのでしょうか。

社会保険旬報の「巻頭言」と目次で、その軌跡をたどります。

保険・医療をめぐる動き

1月-3月

【PDF】社会保険旬報「目次・巻頭言」平成11(1999)年1月-3月

1月
○日本型参照価格制(薬剤定価・給付基準額制)の導入に医福審・制度企画部会が意見書
○年金審が国年保険料の凍結法案に答申
○医療審が第4次医療法改正の検討を開始
○小渕連立改造内閣が発足、厚相に宮下創平氏
○中央省庁改革大綱を推進本部がまとめる。社会保障制度審、医療審は廃止
○9年度の国保決算は292億円の赤字

2月
○国保中央会など3団体が医療保険制度の一本化案の検討求める要請書を厚生省に提出
○健保連調査で老健・退職者医療の拠出金割合は保険料収入の40.4%
○医師の臨床研修必須化を厚生省の医療関係者審・臨床研修部会が提言
○臓器移植法にもとづく初の脳死からの臓器移植を5医療施設で実施
○経済戦略会議が基礎年金の税方式、介護・高齢者医療の税方式への移行を提言

3月
○年金改正大綱を自民党に提出、厚生年金を5%削減
○医師の養成体制に文部省の医学・医療懇が提言
○介護保険サービス事業者の指定・運営基準きまる
○規制緩和推進3カ年計画の改定を閣議決定

4月-6月

【PDF】社会保険旬報「目次・巻頭言」平成11(1999)年4月-6月

4月
○医師国家試験の改善で検討委員会が報告
○2001年1月の省庁再編で新省名は厚生労働省に
○日本型参照価格制の導入を自民党が白紙に
○社会福祉事業団法を改正、措置制度から利用制度へ
○健保組合の11年度赤字は4,000億円で過去最高
○高齢者医療に3つの試案を当局示す
○介護保険の別建てを健保連が要望
○病院機能評価の認定病院が200を突破
○医療事故の防止方策を厚生省検討会が提言

5月
○社会保障制度審議会が50周年記念式典

6月
○厚生省に介護保険広報支援センターを設置
○合計特殊出生率は1.38で戦後最低を更新
○実効負担率は健保・国保とも2割

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