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[検査]ROS1融合遺伝子、カルプロテクチン(糞便)、細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出が新たな検査として保険適用

【通知】検査料の点数の取扱いについて(平成29年5月31日保医発0531第3号)

平成29年6月1日から新たな検査項目として、①ROS1融合遺伝子(販売名;OncoGuide AmoyDx ROS1融合遺伝子検出キット、株式会社理研ジェネシス)、②カルプロテクチン(糞便)(販売名;カルプロテクチン モチダ、三洋化成工業株式会社)、③細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出(販売名;Verigene血液培養グラム陽性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GP)とVerigene血液培養グラム陰性菌・薬剤耐性核酸テスト(BC-GN)、株式会社日立ハイテクノロジーズ)が保険適用された。

ROS1融合遺伝子は、D004-2悪性腫瘍組織検査の「1」悪性腫瘍遺伝子検査の「イ」EGFR遺伝子検査(リアルタイムPCR法)の所定点数(2,500点)に、②カルプロテクチン(糞便)は、D014自己抗体検査の「27」抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体(MPO-ANCA)の所定点数(276点)に、③細菌核酸・薬剤耐性遺伝子同時検出は、D023微生物核酸同定・定量検査の「12」結核菌群リファンピシン耐性遺伝子検出及び結核菌群ピラジナミド耐性遺伝子検出の所定点数を合算した点数(1,700点)に準じて算定する。

各検査のその他の留意事項は次の通りとなっている。

ROS1融合遺伝子

▽肺癌の腫瘍細胞を検体とし、肺癌の詳細な診断及び治療法の選択を目的として悪性腫瘍患者本人に対して行った場合に、患者1人につき1回に限り算定
▽本検査、D006-2造血器腫瘍遺伝子検査又はD006-6免疫関連遺伝子再構成のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定
▽本検査を算定するに当たっては、その目的、結果及び選択した治療法をレセプト摘要欄に記載

【測定項目】ROS1融合遺伝子
【測定方法】Reverse Transcription PCR法
【測定内容】癌組織又は細胞診検体から抽出したRNA中のROS1融合遺伝子mRNAの検出測定(クリゾチニブの非小細胞肺癌患者への適応を判定するための補助に用いる)
【主な対象】非小細胞肺癌の患者
【推定適用患者数】年間約96,000人

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