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[健康保険]高額療養費・高額介護合算療養費の見直し

【政令】健康保険法施行令等の一部を改正する政令(平成29年7月28日政令第213号)

【省令】健康保険法施行規則等の一部を改正する省令(平成29年7月31日厚生労働省令第86号)

制度の持続可能性を高めるため、世代間・世代内の負担の公平や負担能力に応じた負担を求める観点から、上記の政令・省令の一部が改正され、平成29年8月1日より、70歳以上の被保険者に係る高額療養費の算定基準額等が見直された。主な見直しの概要は以下の通り。

①70歳以上の被保険者等にかかる高額療養費の算定基準額について見直し

外来療養の上限額について、現役並み所得の区分の者は44,400円から57,600 円に、一般の区分の者は12,000円から14,000円に、それぞれ引き上げ。また、同一世帯での同一月内負担額の外来療養と入院の合算の上限額について、一般の区分の者は44,400円から57,600円に引き上げられるとともに、多数回該当による場合の金額44,400円が設定された。

②70歳以上の被保険者等の高額療養費について、外来療養に係る年間の高額療養費制度を創設

基準日(7月31日)時点で一般・低所得の者について、計算期間(前年8月1日~7月31日)のうち一般・低所得であった月の外来療養の自己負担額を合算し、144,000円を超える場合は、その超える分を支給する。

③その他

船員保険法、国民健康保険法、高齢者の医療の確保に関する法律に関する政令・省令についても①・②に準じた改正を行った。

なお、高額療養費制度の見直しについて、総論や算定方法についてQ&Aをとりまとめた「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」が既に発出されている(平成29年6月16日保険課事務連絡)(記事はこちら)。

 

関連書籍

『健康保険法総覧(平成29年8月版)』

『社会保険のてびき(平成29年度版)』

『社会保険の事務手続(総合版)(平成29年度版)』

 

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