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[検査]カルプロテクチン(糞便)の測定方法に「FEIA法」を追加

【通知】検査料の点数の取扱いについて(平成29年11月30日保医発1130第5号)

平成29年12月1日から、カルプロテクチン(糞便)(検査料の点数の取扱いについて(平成29年5月31日保医発0531第3号))により平成28年6月1日から保険適用)の測定方法に「FEIA法」が追加された。

カルプロテクチン(糞便)(FEIA法)の販売名は、「エリア カルプロテクチン2」(サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社)で、D014自己抗体検査の「27」抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体(MPO-ANCA)の所定点数(276点)に準じて算定する。

カルプロテクチン(糞便)(FEIA法)は、慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)の診断補助を目的として、FEIA法により測定した場合に算定でき、腸管感染症が否定され下痢・腹痛・体重減少などの症状が3月以上持続する患者であって肉眼的血便が認められない患者において、慢性的な炎症性腸疾患が疑われる場合の内視鏡前の補助検査として実施することとされた。なお、その要旨をカルテ及びレセプトの摘要欄に記載する。

FEIA法も既存のELISA法と同様に、潰瘍性大腸炎の病態把握を目的として3か月に1回を限度として算定でき、医学的な必要性から病態把握を目的として3か月に2回以上行う場合(1月に1回に限る)には、その詳細な理由及び検査結果をカルテ及びレセプトの摘要欄に記載する。

慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)の診断補助又は潰瘍性大腸炎の病態把握を目的として、カルプロテクチン(糞便)及びD313大腸内視鏡検査を同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。

【測定項目】カルプロテクチン(糞便)
【測定方法】蛍光酵素免疫測定法(FEIA法)
【測定目的】糞便中のカルプロテクチン量の測定(炎症性腸疾患の診断補助及び潰瘍性大腸炎の病態把握の補助)
【主な対象】慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)が疑われる患者及び潰瘍性大腸炎の患者
【有用性】本検査は、慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)を診断する際又は潰瘍性大腸炎の病態を把握する際に、内視鏡を実施するか否かの判断の補助となる。
【推定適用患者数】年間約230,000人

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