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医薬分業協議会で薬局ビジョンを説明(2月3日)

厚生労働省は2月3日、医薬分業指導者協議会を開催した。C型肝炎治療薬ハーボニーの偽造品問題や薬局ビジョンなどで見解を示した。

森和彦大臣官房審議官(医薬担当)は、ハーボニーの偽造品問題に関連して再発防止策に協力を求めた。森審議官は「薬剤師が調剤し、患者が偽造品を発見したことは深刻な事態。同じように偽造品の製造・流通を考える人が出てくる可能性がある。行政も対策を講じるが、全薬剤師が全力で医薬品の適切な流通を確保し、偽造品の防止に協力してほしい」と訴えた。

平成27年10月に策定された「患者のための薬局ビジョン」について、「ビジョンを具体化するのは関係者の大きなテーマだ。医師と連携して患者を継続的に把握して服薬管理してほしい。地域包括ケアシステムの多職種連携の中で、薬局は健康と安全を守る拠点となっていただきたい」と述べた。

日本薬剤師会の山本信夫会長は、C型肝炎治療薬ハーボニーの偽造品問題で「薬局薬剤師が安いから偽造品を購入したとコメントしたが、患者の健康を何と思っているのか。外箱のない医薬品を調剤して患者に渡した責任を感じているのか。医師、薬剤師、患者の信頼関係が崩れた」と指摘した。

厚労省は、29年度の患者のための薬局ビジョン推進事業を説明。薬局ビジョンに基づき、薬剤師・薬局が「かかりつけ薬剤師・薬局」として地域包括ケアに貢献できるよう、28年度からテーマ別のモデル事業を継続する。モデル事業を充実・発展させるとともに、ビジョンの進捗状況を把握する仕組みを構築する。事業の実施者は都道府県だが、薬剤師会に再委託できる。

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