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医療保険部会で診療報酬での看護職賃金引上げに保険者から意見(12月9日)

社会保障審議会医療保険部会は12月9日、令和4年度診療報酬改定に向けた基本方針を了承した。診療報酬改定の基本方針に看護師の収入引上げが盛り込まれたことについて、効果検証の仕組みの構築を求めるなど、保険者の委員から意見が相次いだ。

基本方針では、①新型コロナ等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築②医師等の働き方改革等の推進③患者・国民に安心・安全で質の高い医療の実現④効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上―の4つを基本的視点とした。

このうち、②働き方改革等の推進の具体的方向のひとつに、政府の経済対策を踏まえた看護師の収入引上げへの対応を盛り込んだ。

この部分について委員からは、「実効性のある対応を求める。効果検証の仕組みを構築し、実行してほしい」(健保連・佐野雅宏委員)、「来年10月以降の看護職の収入引上げを診療報酬で実施するのなら、保険者財政への影響がある。国保保険者の負担に対する必要な措置を検討してほしい」(全国市長会・前葉泰幸委員)、「患者への広報をしっかりしてほしい」(協会けんぽ・安藤伸樹委員)など意見が相次いだ。

同日、医療部会でも審議が行われ、翌10日に社会保障審議会は基本方針をまとめた。

 

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