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歯科用貴金属の公定価格を特例的に緊急改定 ウクライナ情勢下で素材価格急騰(4月13日)

中医協総会は4月13日、最近のウクライナ情勢下で、歯科用貴金属の素材価格が急騰していることに鑑み、次の随時改定を待たずに、特例的に緊急改定を実施することを了承した。価格が大きく高騰した令和4年1~3月の平均素材価格を用いて算出した価格で、5月に緊急改定する。

歯科鋳造用金銀パラジウム(金12%以上JIS適合品)の場合、告示価格は令和4年度診療報酬改定時で3,149円だが、5月に3,413円になる。通常ルールだと7月に改定する予定となっていた。

ただ、支払側委員ははじめ難色を示した。特殊事情であるとはいえ、価格変動のみに着目すれば、類似の状況は過去にもあり、令和4年度から大きな価格変動にも対応できるよう随時改定の方法を見直したばかりであるためだ。一方、日本歯科医師会の林正純委員は、現場から悲鳴が上がっていると訴えた。厚労省も今回の事態が特殊であることを強調した。

これを受け、支払側で健保連の松本真人委員は、今回は極めて特殊な対応であり、今後はこのような対応を行うべきではないと釘をさした上で、緊急改定を認めた。

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