年金時代

小野田 理恵子(おのだりえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表

第12回(最終回)人生100年時代に向けて

「人生100年時代」を安心して暮らすヒントを、社労士でありFPでもある小野田理恵子氏が紹介します。小野田氏がふだん、中小企業等でのセカンドライフセミナーで講演している内容をWeb年金時代向けに再構成。最終回は、セカンドステージを迎える心構えのほか、社労士の方にはライフプランセミナーのノウハウを惜しみなくご紹介いただきます。

生涯現役実現セミナーとは

これまでこのコラムでは、私が携わってきた各種セミナーの内容の一部をご紹介してきましたが、今回はその中から「生涯現役実現セミナー」について取り上げ、また、社労士が果たし得る役割についても考えてみたいと思います。

以前から厚生労働省では、少子高齢化が進展する中、健康で意欲と能力がある限り年齢にかかわりなく働き続けることができる生涯現役社会の実現に向けた取組が進められています。その事業の一環として、私は4年前から愛知労働局委託の「生涯現役実現セミナー」に携わっています。このセミナーの受講対象者は55歳以上で、私は「今こそ考えよう!将来設計と働き方~セカンドステージの安心のために~」というテーマで話をしています。

セミナーの導入部分では、①平均余命が伸びて人生100年時代が現実のものになりつつあること、②少子高齢化と生産年齢人口の減少に対処するため、働き方改革の項目のひとつとして「高齢者の就業促進」が図られていることを伝えた後、<図表1>のフローチャートをやっていただいています。ぜひ読者の皆様にも目を通していただけたらと思います。なお、ここで言う「生涯現役」は、「何がしかの収入を得ながら働くこと」と定義しています。

そして少し時間を取った後で解説を加えるのですが、見ておわかりのように、どのコースを進んでも結局は「生涯収支の把握が必要!」と言いたいわけです。実際には「生涯収支なんて今まであまり考えたことがない」という方が多いので、「今からその方法をザックリとご紹介しますので、この機会にぜひやってみてください」と話して本題に入っていきます。

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小野田 理恵子(おのだりえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表
会計事務所で事務をとる傍ら、2003年に社労士資格を取得。開業社労士としての実務に携わるとともに、年金事務所で5年ほど相談員を経験。またFPとして、大手企業、労働組合、公的機関、各種団体等で、セカンドライフセミナーを中心としてさまざまなテーマでの講演を行っている。特定社会保険労務士、CFP®、高度年金・将来設計コンサルタント。
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