年金時代

長沼 明(ながぬま・あきら)/浦和大学客員教授・前埼玉県志木市長

共済組合を知るものは、一元化・受給資格期間の短縮・短時間労働者を制する!【前編】(長沼 明さん)

被用者年金の一元化が施行されて、1年7ヵ月が経過しました。短時間労働者の社会保険適用拡大も、この4月にすべての市町村・一部事務組合(衛生組合・消防組合など)・広域連合(後期高齢者医療保険の保険者である広域連合など)が特定適用事業所に該当することになりました。そして、8月からは老齢年金の受給資格期間は10年で要件を満たすことになります。

「共済組合の厚生年金・共済年金を知る者は、一元化・短時間労働者・10年の受給資格期間短縮を制する」、と言うと少し大袈裟に聞こえますが、金融機関や年金事務所などで、相談に見えられた方やその配偶者が共済組合の加入期間があると聞くと、少しまごつくことはないでしょうか。

日頃から、共済組合の厚生年金・共済年金の情報に接しておくと、徐々に免疫ができていきます。だんだん恐れるに足りない存在になっていきます。案外、こんなに似ていたんだと思うことがあるでしょう。また、ここは、こういうふうに違うんだ、と感じることもあるでしょう。

Web版の最初ですので、そんなことを意識しながら、共済組合の厚生年金・共済年金が身近な存在となるように、Q&A形式で共済組合についての情報を記していきます。

長沼 明(ながぬま・あきら)/浦和大学客員教授・前埼玉県志木市長
地方公務員を中心に共済組合等の年金に関する第一人者。埼玉県志木市長を2期8年務め、市長在任中に日本年金機構設立委員会委員、社会保障審議会日本年金機構評価部会委員、日本年金機構のシンボルマークの選考委員を歴任。著書に『年金一元化で厚生年金と共済年金はどうなる?』(年金・福祉推進協議会)などがある。
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