年金時代

第5回 ちょっとの手間が大きな果実に! 離職・転職時の移換手続は忘れずやろう

DCは、老後資金の確保を後押しする制度であることから、現役のうちは簡単にお金を引き出せないしくみになっています。会社で企業型DCに加入した人が60歳になる前に離職・転職したときは、これまで積み立てたDC資産を他のDC制度へ移して(移換して)運用を継続することになります。

退職後の状況により移換先が決まる

企業型DCに加入していて、60歳前に退職したとき、会社で積み立てたDC資産は、退職時に受け取ることはできず、必ず他のDC制度に移さなければなりません。

他のDC制度とは、転職先の企業型DCもしくは個人型DCのいずれかです。原則として、転職先に企業型DCがあれば転職先の企業型DCに移し、それ以外の場合、転職先に企業型DCがない場合や公務員になる場合、転職せずに自営業になる場合、専業主婦(夫)になる場合、などは個人型DCに資産を移します。

そのうち働くつもりでも、当面はゆっくりしたい場合や、転職活動中の場合は、実質的に6ヵ月間は手続を保留する猶予があります。しかし6ヵ月以上間があくときは、いったん個人型DCに資産を移す必要があります。後で説明しますが、6ヵ月以上資産を放置すると、自動移換という少々面倒くさい事態になります。

⇒次のページでは、企業型DC、個人型DCへの移換手続を確認します

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