年金時代

香取 照幸(かとり てるゆき)/駐アゼルバイジャン日本国特命全権大使

第12回 どっちが先進国? アゼルバイジャンのIT事情【後編】「汚職・賄賂との戦い」

みなさんこんにちは。今回は「アゼルバイジャンのIT事情」の後編、最終回です。本稿も外務省ともアゼルバイジャン大使館とも一切関係がありません。全て筆者個人の意見です。念のため。

着任最初の誕生日を現地職員に祝ってもらう

その前にちょっと「柔らかい話題」を一つ。

過日こちらで最初の誕生日を迎えました。

ここアゼルバイジャンでは、慶事・お祝いごとがあると、そのおめでたいことがあった本人が職場の仲間や友人にケーキなどを振る舞う、という習慣があります。

こちらにきてから、「今日は誰々さんの誕生日です」とか「誰々さんのところにお子さんが生まれました」「誰々さんが婚約しました」「息子さんが無事割礼を済ませました」と言って、その度に秘書が「お祝い」ケーキを持ってきます。

私も6月に初孫が生まれた時に館員・現地職員みんなにケーキを配りました。すると現地職員が次々に「おめでとうございます」と大使室にお祝いを言いにきてくれました。公邸の警備担当職員まで私に声をかけてくれました。

で、自分の誕生日当日、私としては二度目の「ケーキ配り」に臨むべく出勤したところ、大使室のドアにこんなお祝いの飾りが付いていました。

なかなかうちの現地職員も粋なことをする、と感心しながら、とても嬉しく思いました。

 

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香取 照幸(かとり てるゆき)/駐アゼルバイジャン日本国特命全権大使
東京都出身。1980年東京大学法学部卒業後、厚生省入省。在フランスOECD事務局研究員、年金局年金課年金制度調整専門官、埼玉県生活福祉部老人福祉課長、厚生省大臣官房政策課企画官(高齢者介護対策本部事務局次長)、厚生労働省政策統括官(社会保障担当)・内閣官房内閣審議官(社会保障・税一体改革担当)併任、年金局長、雇用均等・児童家庭局長などを経て2016年6月辞職。2017年3月より現職。著書に『教養としての社会保障』(東洋経済新報社)
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