年金時代

三宅 明彦(みやけ あきひこ)/社会保険労務士

外国人のカラ期間について(三宅 明彦さん)

今回は、外国人の年金請求手続について、具体的な事例を通じてカラ期間の取り扱いを見ていきます。

【事例】

昭和27年7月生まれの韓国人の女性。日本人の夫を持ち、平成4年に永住権を取得しています(一般永住者)。年金加入歴は、平成13年8月から平成29年7月までの16年間、厚生年金に加入していました。なお、夫は昭和17年5月生まれで、65歳から老齢基礎年金を受給しています。

この女性が受給できる年金はどうなるでしょうか。10年以上の厚生年金加入歴があるので、平成29年8月1日に改正後の老齢厚生年金及び老齢基礎年金の受給権が発生し、翌9月分の年金から受給できる(短縮扱い)ことに間違いありませんが、果たして、この取り扱いでよいのでしょか。

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三宅 明彦(みやけ あきひこ)/社会保険労務士
東京都社会保険労務士会所属。 金融機関等での豊富な年金相談経験をもつ。多数の年金セミナー・年金研修等の講師を務める。現在、東京都社会保険労務士会の年金講座講師。著書多数。『年金マニュアルシート』(社会保険研究所)は約50万部の大ヒット。マニュアルシート・シリーズの最新版『10年短縮年金マニュアルシート』も好評。
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