年金時代

三宅 明彦(みやけ あきひこ)/社会保険労務士

年金受給者が行方不明になった場合の死亡一時金・遺族年金・未支給年金について【後編】(三宅明彦さん)

今月は、年金受給者が行方不明になり、死亡したとみなされた場合の死亡一時金・遺族年金・未支給年金がどのようになるか、説明しています。後編では、遺族年金と未支給年金の取扱いについて、見ていきます。

4.遺族年金や未支給年金の取扱い

では、年金法との関係ではどうなっているかを説明します。まずは、遺族厚生年金と未支給年金の条文を記載します。

*厚年法第59条第1項(遺族)

「遺族厚生年金を受けることができる遺族は、被保険者又は被保険者であった者の配偶者、子、父母、孫又は祖父母であって、被保険者又は被保険者であった者の死亡の当時(失踪の宣告を受けた被保険者であった者にあっては、行方不明となった当時。)その者によって生計を維持したものとする。」

*厚年法第37条第1項(未支給の保険給付)

「保険給付の受給権者が死亡した場合において、その死亡した者に支給すべき保険給付でまだその者に支給しなかったものがあるときは、その者の配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹及びその他の3親等以内の親族であって、その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたものは、自己の名で、その未支給の保険給付の支給を請求することができる。」

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三宅 明彦(みやけ あきひこ)/社会保険労務士
東京都社会保険労務士会所属。 金融機関等での豊富な年金相談経験をもつ。多数の年金セミナー・年金研修等の講師を務める。現在、東京都社会保険労務士会の年金講座講師。著書多数。『年金マニュアルシート』(社会保険研究所)は約50万部の大ヒット。マニュアルシート・シリーズの最新版『10年短縮年金マニュアルシート』も好評。
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