年金時代

香取 照幸(かとり てるゆき)/駐アゼルバイジャン日本国特命全権大使

第41回 解題『ちょっと気になる政策思想』(上)全ての経済学には「思想」がある 

本稿は外務省とも在アゼルバイジャン日本国大使館とも一切関係がありません。全て筆者個人の意見を筆者個人の責任で書いているものです。内容についてのご意見・照会等は全て編集部経由で筆者個人にお寄せ下さい。どうぞよろしくお願いします。

みなさんこんにちは。
1月に入って、バクーは厳寒の毎日が続いています。もともと風が強い街ですが、暖冬だった去年と違って今年は寒波が何度も押し寄せてくるし、時には雪も舞うので、文字通り「寒風吹きすさぶ」毎日です。

この年末年始、エジプト大使のお勧めもあったので、お許しをいただいて休暇をエジプトで過ごしました。
5,000年の歴史の重みというのはそれはそれは凄いもので、それこそ聖書以前の世界が普通に目の前に広がっているんですからその迫力には言葉もありません。
世界観が変わる経験でした。
皆さんも是非一度ご旅行下さい(笑)。

人類最初のピラミッドと言われる「サッカラの階段ピラミッド」の前にて。高さは65メートルあります。
古代エジプト第3王朝第2代ファラオ、ジェセルのピラミッドで、建造はBC2600年代。ギザの三大ピラミッドより古い。今から4,600年以上前ですよ。

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香取 照幸(かとり てるゆき)/駐アゼルバイジャン日本国特命全権大使
東京都出身。1980年東京大学法学部卒業後、厚生省入省。在フランスOECD事務局研究員、年金局年金課年金制度調整専門官、埼玉県生活福祉部老人福祉課長、厚生省大臣官房政策課企画官(高齢者介護対策本部事務局次長)、厚生労働省政策統括官(社会保障担当)・内閣官房内閣審議官(社会保障・税一体改革担当)併任、年金局長、雇用均等・児童家庭局長などを経て2016年6月辞職。2017年3月より現職。著書に『教養としての社会保障』(東洋経済新報社)
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