年金時代

石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー

DV被害者の遺族年金~別居中の夫が死亡した場合

今回は、DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者の女性の事例です。DV被害者が配偶者の暴力から逃れるために一時的に別居している期間などに配偶者が死亡した場合、遺族年金の生計同一要件をどのように取り扱うのか、がポイントです。

その事情を勘案して、被保険者の死亡時という一時点の事情だけでなく、別居期間の長短、別居の原因やその解消の可能性、経済的な援助の有無や定期的な音信・訪問の有無等を総合的に考慮する必要があります。では、事例を通じて具体的に見ていきましょう。

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石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー
電子計測器メーカーで資材部長・営業部長・厚生年金基金常務理事を経験。定年退職後、社会保険労務士事務所開業。千葉県内の年金事務所の年金相談員経験者。豊富な相談事例をもち、雑誌、書籍等多数執筆。
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