年金時代

石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー

夫死亡時に年収1,500万円の妻が遺族年金を受けるには

今回は、印刷会社の社長が亡くなり、同社の役員である配偶者のA子さんが遺族年金を請求した事例です。A子さんの役員報酬は1,500万円ありました。しかし、63歳という年齢と体調不良から同社を退職する予定です。

ポイントは、A子さんの収入要件をどのように立証するか、です。今回は、最高裁判決の事例を引用して、夫が生存していたからこそ高額の収入を得ていた実態を申し立て、収入要件をクリアすることができました。では、事例を具体的に見ていきましょう。

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石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー
電子計測器メーカーで資材部長・営業部長・厚生年金基金常務理事を経験。定年退職後、社会保険労務士事務所開業。現在、千葉県内の年金事務所の年金相談員。豊富な相談事例をもち、雑誌、書籍等多数執筆。
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