年金時代

小野田理恵子(おのだりえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表

第7回 家計の情報管理

「人生100年時代」を安心して暮らすヒントを、社労士でありFPでもある小野田理恵子氏が紹介します。小野田氏がふだん中小企業等でのセカンドライフセミナーで講演している内容をWeb年金時代向けに再構成。連載第7回目は、先生自ら実践している家計の情報管理術などを取り上げています。ご自身のライフプランの参考のほか、社労士の方には年金相談に役立つ情報提供になればと考えています。

自助努力はどれだけ準備できているか

まず、これまでの振り返りになりますが、<図表1>をご覧ください。このコラムでは、「生涯収支を見える化」するために、65歳から平均余命までに(かかるお金)から、(公的年金と退職金等)を差し引いて、自助努力の必要額をザックリと把握する方法をご案内してきました。その結果、必要額が計算できたとして、今回は、すでに自助努力がどれだけ準備できているかを知るための「自助努力の棚卸し方法」を含めた「家計の情報管理」について見ていきます。

ここで、読者の皆様のお宅の、お金まわりの情報管理はどうなっているでしょうか?

・どこに、誰の、何が、いくらあるのか、すぐにわかるでしょうか?
・上記の情報は、管理している方以外のご家族にもわかる状態でしょうか?
・高齢の親御さんがいらっしゃる場合、親御さんの財産状況は把握できているでしょうか?

自慢ではありませんが、いや、やはり自慢ですが(笑)、我が家はすべてYes!です。
ですが、ここに至るには、あるきっかけがありました。
20年以上にわたり、会計事務所の事務員という立場にもある私は、これまでに何十件ものお客様の相続事例にも関わってきました。その中で、15年ほど前にこんなケースが…。

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小野田理恵子(おのだりえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表
会計事務所で事務をとる傍ら、2003年に社労士資格を取得。開業社労士としての実務に携わるとともに、年金事務所で5年ほど相談員を経験。またFPとして、大手企業、労働組合、公的機関、各種団体等で、セカンドライフセミナーを中心としてさまざまなテーマでの講演を行っている。特定社会保険労務士、CFP®、高度年金・将来設計コンサルタント。
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