年金時代

石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー

17年前に行方不明になった夫の遺族年金の請求手続

今回は、夫が長年にわたり行方不明だったケースです。夫は行方不明になる前から老齢厚生年金を受給しており、夫が行方不明になっている間、17年にわたり妻は夫の老齢厚生年金を受給して生活費に充てていました。

最近になって裁判所から夫の失踪宣告を受け、妻は遺族年金を請求することにしたのですが、現在、受給している夫の老齢厚生年金はどうなるでしょうか。また、新たに請求する遺族厚生年金は、どの時点から受給できるでしょうか。

ポイントは、遺族厚生年金の受給権がいつ発生し、その消滅時効の起算日がいつなのか、ということです。では、事例に沿って具体的に見ていきます。

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石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー
電子計測器メーカーで資材部長・営業部長・厚生年金基金常務理事を経験。定年退職後、社会保険労務士事務所開業。千葉県内の年金事務所の年金相談員経験者。豊富な相談事例をもち、雑誌、書籍等多数執筆。
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