年金時代

石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー

夫死亡時の「戸籍上の妻」が2人存在する場合

遺族年金の受給権者をどのように決めるか

今回は、夫が2人の妻との二重生活中に死亡したケースをご紹介します。この夫は妻が知らない間に離婚の届出をして別の女性と婚姻し、2人の女性とそれぞれ夫婦生活を送っていました。

夫の死亡当時、戸籍上は別の女性が妻となっています。その後、元々の妻が裁判により離婚を取り消し、夫とその女性との婚姻も無効となりました。その結果、夫の死亡当時の「戸籍上の妻」が2人存在することになりました。

夫の死亡による遺族年金の受給権は、どちらの妻が得るでしょうか。

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石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー
電子計測器メーカーで資材部長・営業部長・厚生年金基金常務理事を経験。定年退職後、社会保険労務士事務所開業。千葉県内の年金事務所の年金相談員経験者。豊富な相談事例をもち、雑誌、書籍等多数執筆。
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