年金時代

鎌田 良子(かまた りょうこ)/ドリームサポート社会保険労務士法人/特定社会保険労務士

フリーランスとの取引における留意点

労働分野の旬なテーマについて、実務の参考となる情報を提供する連載企画。第16回は、フリーランスで働く人を活用する企業等における留意点をテーマに取り上げます。解説はドリームサポート社会保険労務士法人の鎌田良子さんです。

フリーランスを使う会社が増えている

人生100年時代、一億総活躍、副業解禁、多様な働き方が可能となった社会的背景から、フリーランスへの注目が高まっています。内閣官房の2020年の調査によると、広い意味でのフリーランス人口は、約462万人(本業約214万人、副業約248万人)で、年々増加傾向にあります。

コロナ禍で料理宅配サービス配達員を路上で目にすることが多くなりましたが、インターネット経由で単発の仕事を請け負う「ギグ・ワーカー」と呼ばれる働き方も増えているようです。企業からは、「自社の社員を業務委託契約に切り替える際の注意点を教えてほしい」といった相談が相次いでおり、フリーランスという働き方に対する理解が、一層必要になってきたという実感があります。

フリーランスとは、具体的にどのような働き方で、取引において何に注意すべきかを見ていきましょう。

 次ページ:労働者とフリーランスは何が違うのか

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鎌田 良子(かまた りょうこ)/ドリームサポート社会保険労務士法人/特定社会保険労務士
大手金融機関に15年間勤務、総務経理マネージャーとして勤務体系の整備や、人材育成に携わる。 出産を機に、働く女性の両立支援、子どもの教育支援などの長期的なキャリア目標の実現に向けて、社労士業界へ転身を決意。社会保険労務士事務所エスパシオを経て、2015年法人化に伴いドリームサポート社会保険労務士法人へ転籍。2019年社会保険労務士登録、2021年特定社会保険労務士付記。 現在は部門のリーダーとして多数の顧問先を担当、組織の顕在化していない課題の本質を捉え、お客様にとことん寄り添い共に課題解決を目指す姿勢が、経営者、人事担当者から高い信頼を得ている。 週4正社員制度を活用し、医療的ケア児のボランティア等の社会貢献活動に取り組む一方、社労士の枠にとらわれない学びを続け、チームビルディングや人の強みの見つけ方など学びの成果を顧問先企業に伝えるとともに、社内メンバーの指導、育成でも発揮している。
ドリームサポート社会保険労務士法人
東京都国分寺市を拠点に事業を展開し、上場企業を含む約300社の企業の労務管理顧問をしている実務家集団。
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