年金時代

石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー

重婚関係にある場合の遺族年金の受給権

今回は、家を出奔したA雄さんが年金受給中に死亡し、A雄さんが転がり込んだ先のB子さんが遺族年金の請求に年金事務所を来訪したケースです。A雄さんには、戸籍上の妻C美さんがいて、C美さんも遺族年金の請求に年金事務所を訪れました。

B子さんとC美さんのどちらに遺族年金の受給権があるか、その判断プロセスについてご紹介します。

【事例概要】

死亡者:A雄さん(昭和23年4月15日生まれ 73歳 元会社員)
・50歳頃まで企業に勤務
・定年退職後に問題を起こし、家を出奔して所在不明になる
・特別支給の老齢厚生年金を受給するためにB子さんと同居
・戸籍上の妻C美さんとは長年にわたり別居
・老齢厚生年金受給中に死亡(B子さんと同居)

請求者:B子さん(昭和37年5月25日生まれ 59歳)
・婚姻歴なし

請求者:C美さん(昭和25年10月3日生まれ 70歳)
・A雄さんの戸籍上の妻
・A雄さんとの間に長男Xさん、長女Yさんがいる

 

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石渡 登志喜(いしわた・としき)/社会保険労務士・年金アドバイザー
電子計測器メーカーで資材部長・営業部長・厚生年金基金常務理事を経験。定年退職後、社会保険労務士事務所開業。千葉県内の年金事務所の年金相談員経験者。豊富な相談事例をもち、雑誌、書籍等多数執筆。
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