年金時代

尾山 大樹(おやま だいき)/ドリームサポート社会保険労務士法人

急増したオンライン面接のニーズ 今こそ対策を!

労働分野の実務の参考となる情報を提供する「プロが伝える労働分野の最前線」第19回のテーマは、オンライン面接です。コロナ禍でも優秀な人材を採用するにあたって欠かすことのできないオンライン面接ですが、そのメリットやデメリット、導入のポイントや留意点について、ドリームサポート社会保険労務士法人の尾山大樹さんが解説します。

オンライン面接が増えている

2021年3月に政府は、2022年度卒業・修了予定の学生向け採用活動ルールを定め、経済団体などに、学生が安心して就職活動に取り組める環境づくりを求める要請文を出しました。

ここには初めて、オンライン就活への配慮に関する内容が盛り込まれました。

具体的には、オンライン面接を実施する際に、①ズームやスカイプといった使用ツールを事前に明示し、学生が準備する時間を確保すること、②通信環境にアクセスすることが困難な学生に対しては、改めて別の機会を用意すること——など、オンラインによる採用活動への配慮事項が盛り込まれています。

オンライン面接とは、企業の面接担当者と学生のパソコンやスマートフォン、タブレット等をネット回線でつなぎ、Webカメラを介して実施する面接のことを指します。新型コロナウイルスの感染拡大により、学生は、既に大学の講義をオンラインで受講することが当たり前になっており、就活においても、オンラインによる選考のニーズが一気に高まってきました。

そんな背景から、オンライン面接の活用は今後、各社の課題になってくるでしょう。

本稿では、オンライン面接のメリット・デメリットから、従来の対面での面接と比較してより良いオンライン面接とするために整えておきたいポイントをお伝えします。

次ページ:オンライン面接のメリット・デメリット、オンライン面接対策のポイント

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尾山 大樹(おやま だいき)/ドリームサポート社会保険労務士法人
大学卒業後、大手飲食チェーン会社に入社。店長として複数の店舗運営に6年間従事。スタッフの採用から育成、定着までの一貫した管理の重要性に気づき、企業の「ヒト」に長く関わることのできる社会保険労務士を目指す。 2018年ドリームサポート社会保険労務士法人入社。現在は担当する顧問先の労務相談への対応や職場の新しい仕組み作りをサポートする傍ら、部門を超えた顧問先向けのセミナー、社内研修等の企画・運営のリーダーとして活躍。前職の経験を活かし、店舗運営など経営管理の側面を踏まえたアドバイスや『仕事とは、常に二手三手先を読んで行うものだ』を信条とした育成指導にも定評がある。
ドリームサポート社会保険労務士法人
東京都国分寺市を拠点に事業を展開し、上場企業を含む約300社の企業の労務管理顧問をしている実務家集団。
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