年金時代

長沼 明(ながぬま・あきら)/浦和大学客員教授・前埼玉県志木市長

離婚後、再婚した夫が死亡。遺族年金と離婚分割後の年金はどうなるのか?

20年以上も連れ添った地方公務員(第3号厚生年金被保険者)の夫と離婚。その後、再婚した夫が突然死亡。再婚した夫は、20年未満だが、民間事業所に勤務した経験あり、遺族厚生年金の要件は満たしている。妻がもうすぐ60歳というときだった。

遺族厚生年金を受給していたが61歳になり、自分自身の特別支給の老齢厚生年金(1号特老厚)の受給権が発生。受給額が多い遺族厚生年金のほうを受給していたが、別れた夫(地方公務員だった夫)から離婚分割を受けた特別支給の老齢厚生年金(3号特老厚)の受給開始年齢になった・・・。

人生いろいろ。年金はこれまでの人生の投影でもあります。
今月は、離婚後、再婚した夫が死亡した女性の年金の移ろいをみていきます。

 *事例はあくまでもフィクションです。また、年金額は実際の金額ではなく、筆者が設定したものです。
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長沼 明(ながぬま・あきら)/浦和大学客員教授・前埼玉県志木市長
地方公務員を中心に共済組合等の年金に関する第一人者。埼玉県志木市長を2期8年務め、市長在任中に日本年金機構設立委員会委員、社会保障審議会日本年金機構評価部会委員、日本年金機構のシンボルマークの選考委員を歴任。著書に『共済組合の支給する年金がよくわかる本』(年友企画)などがある。
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