年金時代

小野田 理恵子(おのだ りえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表

第2回 2種類の「扶養」

小野田理恵子氏が、これまでに社労士として、また会計事務所の事務員として、あるいはFP講師として経験してきたさまざまな実務の中から、参考になる事例を順次紹介します。制度やしくみが実務ではどう展開するのか、事例を切り口とした解説により、目からウロコの情報が満載です。

「扶養」のしくみを知らずに、税金を余計に負担しているケースがある

ひと言で「扶養に入る」といっても、それが2種類あることを意識していない方が意外に多いことを、これまでの経験の中で何度も実感してきました。
一般の方は多くの場合、目に見える「健康保険証」が交付されていること=扶養、ととらえがちのようですが、実際には税制上の扶養と社会保険上の扶養とでは収入基準や扶養の範囲が大きく違い、「税制上は扶養控除の対象だが、社会保険上は被扶養者ではない」というケースもあれば、「社会保険上は被扶養者だが、税制上は配偶者控除の対象ではない」というケースもあります。

今年も年末調整やそれに続く確定申告の時期が近づいてきましたので、今回はその実例を3件取り上げます。すべて、確定申告すると所得税の還付金が受け取れ、住民税の負担も軽くなることをアドバイスした事例です。

これ以降はnote年金時代(有料)でご覧いただけます。

ここから先はログインしてご覧ください。

小野田 理恵子(おのだ りえこ)/小野田社労士・FPオフィス代表
会計事務所で補助者業務に従事する傍ら、社労士とFPの資格を取得。開業社労士としての実務と並行して、FP資格も活かして講師業にも携わり、大手企業、労働組合、公的機関、各種団体等で、セカンドライフセミナーを中心としてさまざまなテーマでの講演を行っている。以前に5年ほど年金事務所で相談員を経験。特定社会保険労務士、CFP®、高度年金・将来設計コンサルタント。
年金時代