年金時代

鎌田 良子(かまた りょうこ)/ドリームサポート社会保険労務士法人/特定社会保険労務士

休職・復職支援 〜治療と仕事の両立ができる職場づくりのご提案〜

労働分野の実務の参考となる情報を提供する「プロが伝える労働分野の最前線」第24回のテーマは、治療と仕事の両立です。休職時・復職時の支援、対応などとともに、従業員が病気を治療しながら働き続けることができる職場づくりに向けて、ドリームサポート社会保険労務士法人の鎌田良子さんが解説します。

病気を治療しながら仕事をしている人は、労働人口の3人に1人

日本の労働人口の約3人に1人が何らかの疾病を抱えながら働いていると言われています。働き方改革実行計画のロードマップの中でも、育児や介護だけでなく、治療と仕事の両立に向けた支援は重要なテーマです。しかし、現実には困難な状況に直面している人も多いのではないかと推測します。

日本人の死因トップの「がん」疾病。国立がん研究センターのデータによると、日本人の2人に1人は生涯でがんに罹患しています。一方、5年生存率は6割を超え、以前より大きく改善しています。しかし、未だにがん=不治の病であるといった誤った認識や偏見も少なくありません。私達の知識もアップデートする必要があります。

がん患者の就労に関する実態調査によると、8割が仕事を続けたい、仕事をしたいと思っています。会社はどのようにその支援をすれば良いでしょうか。また、「適切な」配慮とはどのようなものでしょうか。

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鎌田 良子(かまた りょうこ)/ドリームサポート社会保険労務士法人/特定社会保険労務士
大手金融機関に15年間勤務、総務経理マネージャーとして勤務体系の整備や、人材育成に携わる。 出産を機に、働く女性の両立支援、子どもの教育支援などの長期的なキャリア目標の実現に向けて、社労士業界へ転身を決意。社会保険労務士事務所エスパシオを経て、2015年法人化に伴いドリームサポート社会保険労務士法人へ転籍。2019年社会保険労務士登録、2021年特定社会保険労務士付記。 現在は部門のリーダーとして多数の顧問先を担当、組織の顕在化していない課題の本質を捉え、お客様にとことん寄り添い共に課題解決を目指す姿勢が、経営者、人事担当者から高い信頼を得ている。 週4正社員制度を活用し、医療的ケア児のボランティア等の社会貢献活動に取り組む一方、社労士の枠にとらわれない学びを続け、チームビルディングや人の強みの見つけ方など学びの成果を顧問先企業に伝えるとともに、社内メンバーの指導、育成でも発揮している。
ドリームサポート社会保険労務士法人
東京都国分寺市を拠点に事業を展開し、上場企業を含む約300社の企業の労務管理顧問をしている実務家集団。
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