年金時代

竹内 潤也(たけうち じゅんや)ドリームサポート社会保険労務士法人社員/特定社会保険労務士

同一労働同一賃金の近況② ~人事制度の根底にあるものと位置づけよう~

労働分野の実務の参考となる情報を提供する「プロが伝える労働分野の最前線」第28回のテーマは、前号に引き続き同一労働同一賃金の近況を取り上げます。法律が全面施行されてから1年が経過するなか、企業はどのように対応し、どのような状況にあるのでしょうか。ドリームサポート社会保険労務士法人の竹内潤也さんが解説します。

前号では、現在の状態について「非正規雇用労働者を雇用していて、正規雇用労働者とは待遇差があり、不合理でないと言えるか分からない」状態、

つまり、あいまいさがある状況を労使の自治によって保っている状態というお話をさせていただきました。

それが保たれている理由のひとつとして、コロナ禍の働き方を挙げました。

【前号】同一労働同一賃金の近況① ~全面施行から1年経って~

今回は、もうひとつの理由である「人事労務の場面で、同一労働同一賃金を優先して議論する必要がなくなってきた状況」について、述べてみたいと思います。

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竹内 潤也(たけうち じゅんや)ドリームサポート社会保険労務士法人社員/特定社会保険労務士
早稲田大学法学部卒、旅行会社に16年間勤務。2011年 たけうち社会保険労務士事務所設立。2013年 特定社会保険労務士付記。2015年 法人化(ドリームサポート社会保険労務士法人)。約300社の顧問先企業のために労使紛争の未然防止、社内活性化のための人事制度構築支援、裁判外紛争解決手続代理業務、経営労務監査、創業支援(雇用と人材育成の視点を持った事業計画の策定支援)にあたる。大学、新聞社、地方自治体、各種経営者団体での講演実績多数。東京都商工会連合会エキスパートバンク専門家。
ドリームサポート社会保険労務士法人
東京都国分寺市を拠点に事業を展開し、上場企業を含む約300社の企業の労務管理顧問をしている実務家集団。
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