年金時代

公的年金 障害年金の「差引認定」の基準緩和へ

厚生労働省は6月9日、障害年金の認定基準の中の「差引認定」を見直す案について、専門家へのヒアリングを実施した。障害年金の認定基準には、2つ以上の障害がある場合の認定方法として、併合(加重)認定、総合認定、「差引認定」がある。差引認定は、身体(眼・耳・肢体)の同一部位に複数の障害が生じ、それぞれを医学的に切り分けることが困難な場合に、それぞれの障害について受給権の有無や障害等級を認定するための方法。今般、国会において「差引認定後の支給年金の障害等級が、現在の障害の状態に相当する等級よりも低い等級になる場合がある」との指摘を受け、厚労省は現在の障害の状態が適正に障害等級に反映されるよう、差引認定の基準を見直すこととした。今後、パブリックコメントを実施し、障害認定基準改正通知を発出したうえで、改正後の差引認定基準に基づく障害認定の運用を今夏を目途に開始する。

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