年金時代

イベント 「年金の日」にちなみユース年金学会が開催される

日本年金学会と公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構は12月2日、ユース年金学会を開催した。「年金の日」にちなみ、大学学部生のゼミや研究グループが年金に関する発表を行う機会を設けたもので、今年で2回目となる。次代を担う若者たちが、自分のこととして年金をどう考え、どのような方策を望むのか主張する、貴重な機会となっている。

この日は、5つのゼミ・研究会が発表を行った。永瀬ゼミは、少子化の原因となる婚姻率の減少要因について調査し、交際相手がいない人に多い特徴として非正規社員など不安定な職種にあることを挙げ、社会的な変化に対応した待遇改善、環境・制度の整備が必要とした。このほか、基礎年金の拠出期間を50年にして標準的な退職年齢を70歳に引き上げ、同時に年金支給開始年齢を75歳として、それまでの期間を私的年金の拡充で対応する提案(駒村康平研究会年金班)や、年金制度持続の観点から高齢者の所得調査(ミーンズテスト)を導入して減額調整を図る提案(伊田波ゼミ)が発表された。また、大学生の国民年金加入促進のために映像教材を制作した阿部公一ゼミや、昨年に続き平成26年財政検証のオプション試算の実行に向け関係者へのインタビューをまとめた権丈善一研究会など、動画を駆使した発表も行われた。

●各ゼミ・研究会の発表内容
日本における婚姻率の減少と少子化の要因を探る
―ライフプランと男女交際行動に関する調査をもとに―
永瀬ゼミ(お茶の水女子大学生活科学部/永瀬伸子教授)
人生100年時代における老後に向けた資産形成について
駒村康平研究会年金班(慶應義塾大学経済学部/駒村康平教授)
年金制度を持続するための政策としてのミーンズテストの導入
伊多波ゼミ(同志社大学経済学部/伊多波良雄教授)
大学生に対する国民年金加入行動促進のための映像教材制作について
阿部公一ゼミ(東北公益文科大学政策コース/阿部公一教授)
 短時間労働者に対する厚生年金保険の適用拡大
議論への参加とパブリック・リレーションズのあり方
権丈善一研究会(慶応義塾大学商学部/権丈善一教授)
年金時代