年金時代

雇用労働 全国社会保険労務士会連合会が国連グローバル・コンパクトに署名

全国社会保険労務士会連合会(大西健造会長)は4月1日、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、腐敗防止に関する10原則に賛同し、健全なグローバル化と持続可能な社会の実現をめざす「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に署名した。日本では262の企業、大学、自治体、公共団体等が署名しているが、士業団体としては初めて。

国連グローバル・コンパクトは、1999年の世界経済フォーラムでコフィー・アナン国連事務総長(当時)が提唱したもので、2000年7月の発足から現在まで約160ヵ国で1万3,000程度の企業・団体が署名している。人権、労働、環境、腐敗防止の4分野10原則を支持し、グローバル社会の良き一員として、健全で持続可能な社会の実現に貢献するための世界的な枠組みだ。労働分野の原則は国際労働機関(ILO)が策定を担い、結社の自由と団体交渉権の承認、強制労働の排除、児童労働の実効的な廃止、雇用と職業の差別撤廃の4つが挙げられている。

連合会では今後、国連グローバル・コンパクトが提唱する10原則を会員社労士に啓発するとともに、労務管理及び労働社会保険諸制度に関する日本の国家資格者として、その職務を通じて具体的な取り組みを推進する考え。同じく連合会が推進する企業の社会的責任(CSR)に対する社労士の取り組みに関しても、今回の署名を機にさらに事業を強化していく方針だ。

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