年金時代

白書 平成30年版高齢社会白書が公表される

内閣府は6月19日、『平成30年版高齢社会白書』を公表した。この白書は高齢社会対策基本法に基づいて毎年国会に提出されており、今回で23回目となる。白書は3章構成で、第1章では平成29年10月1日時点で高齢化率が27.7%となっていることや、65歳以上の者がいる世帯は全世帯の約半分になっていること、平均寿命や健康寿命が男女ともに延伸していることなどを掲載している。特集では、「視点1」として平成30年2月に閣議決定された『高齢社会対策大綱』ができるまでの検討経緯やポイントを紹介。「視点2」では、「先端技術で拓く高齢社会の健康」としてAIを使用したセラピー・ロボットの活用により高齢者の外出や会話を増やす可能性や、高齢者の安全運転を支援する「セーフティ・サポートカーS」の普及啓発について触れている。なお、この特集に使用した「平成29年度高齢者の健康に関する調査」も白書と併せて公表されており、自分の健康状態が「良い」と考えている人は頻繁に外出していることや、家族や友人との会話が多い傾向にあることなどがわかっている。このほか、白書の第2章ではシンポジウムの開催等による社会保障等の理解促進といった高齢社会対策の実施状況を紹介。第3章では年金の繰下げ受給を積極的に周知し、70歳以降の受給開始を可能とするといった制度の改善に向けた検討を行うなど平成30年度における高齢社会対策について紹介している。

年金時代