年金時代

公的年金 GPIF理事長が年頭会見――2018年の市場環境は実体経済と金融市場にギャップが生じる

髙橋則広・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事長は1月11日、年頭の会見を開いた。2018年の市場環境は12月に入ってボラティリティ(価格変動率)が高くなり、株や為替が非常に大きくぶれる展開になった。この背景について髙橋理事長は、「経済のファンダメンタルズの指標そのものがそんなにぶれていないし悪化もしていないが、政治的な発言があるたびに市場の指標がぶれるという実体経済と金融市場のギャップが見られ、今年に入ってもこの乖離の状況が続いている。GPIFは長期の投資家であるため、引き続き国民に安心した運用成果を届けられるようしっかり市場を注視しながら運用していきたい」と述べた。年金財政における積立金の役割について髙橋理事長は「われわれより後の世代の保険料の支払い負担を少しでも軽くできるように頑張ることが役割だと考えている。長期の状況を見据えて落ち着いた投資をするためのベースは、どのように運用しているかということをきちんと国民に示すことにある」との考えを示した。2018年10月~12月までの運用実績については2月1日に詳細を公表する予定だ。

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