年金時代

社会保障 社会保障審議会会長に遠藤久夫・社人研所長を選出

社会保障審議会は2月1日、新たな会長に国立社会保障・人口問題研究所の遠藤久夫所長を選出した。遠藤氏は社保審では医療保険部会と介護保険部会の部会長を務めている。会長代理には増田寛也・東京大学公共政策大学院客員教授が指名された。

審議会の冒頭、大口善德厚生労働副大臣が毎月勤労統計調査をめぐる不適切な取り扱いについて陳謝し、「今回の問題を統計部門の問題だけととらえるのではなく、省全体として統計に対する姿勢を根本から正し、再発防止の徹底に努めたい」と述べた。さらに今後の人口構造の変化を見据え、「『2040年を展望した社会保障・働き方本部』を立ち上げ、多様な働き方・就労参加、健康寿命の延伸、医療・福祉サービス改革の3つのアジェンダに取り組んでいる。併せて給付と負担の見直しも引き続き検討していく」と報告。そのうえで「すべての世代が安心できる社会保障制度の構築に向け、ご支援・ご協力をお願いしたい」と挨拶した。

会議では「2040年を展望した社会保障改革」と平成31年度厚労省関係予算について報告され、意見交換を行った。駒村委員は「2040年は団塊ジュニア世代が高齢期に入るころだが、この世代は非正規労働者が多いといった問題があるほか、マクロ経済スライドが下がりきったところで老後を迎えることになり、いままで想定していなかったようなさまざまな社会課題が発生すると思われる」と指摘し、「直前になってからでは対応できない問題も多いと思うので、なるべく早めに議論を行う必要がある」との考えを示した。

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