年金時代

今後の財政検証の進め方について議論――第7回年金部会

年金数理部会では平成31年財政検証のピアレビューでの着目点を意見交換

年金数理部会(部会長=菊池馨実・早稲田大学法学学術院教授)は、公的年金制度の毎年度の決算や財政検証自体を検証するピアレビューを行う役割を担っている。同部会では昨年11月、平成31年財政検証のピアレビューを行う際にどのような点に着目すべきか意見交換を行った。将来シミュレーションのあり方に関する意見のほか、財政検証における情報のあり方として国民にどのように情報提供をするか意見交換が行われた。

こうした報告を受けて米澤委員は「財政検証は5年に一度行われるため、5年間は情報がない。その間をつなぐ情報を発信していくことが重要ではないか。いいアウトプットができていても現段階では国民に伝わっていないため、今の状況を年に一度報告することに徹してほしい」、高木委員は「今日の部会で話している内容をすべての人が理解するのは不可能だ。財政検証については、信頼できる専門家によって正しい検討がなされているということがわかればいいと思う。国民に伝えるべきことはわかりやすい概略と具体的モデルであり、そのモデルが信頼できるものであるということや社会保障制度の意義をきちんと理解してもらえればいい」との考えを示した。

年金数理部会の議論
昨年11月30日
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