年金時代

公的年金 年金ポータル(仮称)のサイト構成案やデザイン案が示される

厚生労働省の年金広報検討会(座長=上田憲一郎・帝京大学経済学部経営学科教授)は3月8日、今年の4月から公開する予定の年金ポータル(仮称)の名称やサイト構成、キャラクターなどについて意見交換を行った。この日は、年金ポータルを作成する株式会社日本廣告社がサイトコンセプトやサイトデザイン案などを提示した。サイトの名称としては「年金ポータル」を提案。またサイト構成については、年金ポータルは、訪れた人が探したい内容を簡単に探せるようにしつつ、詳細な情報は厚労省や日本年金機構といった関係団体のページに遷移させる役目を担う。そのため、ライフスタイルを主軸とし閲覧者自身の境遇に合わせた疑問に対応する「わたしの年金」と、わたしたちが加入している年金について正しく理解することを促すための「みんなの年金」の2種類に分けて展開することが示された。年金ポータルのキャラクター案は、坂本竜馬をモチーフにしたキャラクターを示し、ポータルサイトを訪れた人に愛着をもってもらうため、名前や由来といったキャラクターの設定を広く公募してはどうかと提案した。

年金ポータルという名称について委員からは、「サイト名も公募してはどうか」「ポータルという言葉が何を示すのかわかりづらいため、もう少し中身を表す名称にしてはどうか」という意見が出た一方で、「年金ポータルのターゲットである若者にとってポータルという名称は一般的であるため、年金ポータルという名称でいい」、「年金ポータルは各関係団体の情報への窓口や入り口であって年金ポータル自体に情報があるわけではないので、年金ポータルという名称がいいと思う」という意見があった。

サイト構成については、おおむね了承されたが、閲覧者本人が手続を行わなければならないのかどうかといったことがわかるように、各ページのタイトルにそのことを入れるべきとする意見や、企業担当者が知りたい情報にたどり着けるよう要請する意見があった。

キャラクターについては、導入することで安っぽくなることを懸念する声や、「年金」の文字のロゴを作ることを提案する意見があった。

厚労省は、今年12月下旬に年金制度の意義や老後の資産形成について動画やポスターなどの広報コンテンツを募集して審査を行う年金広報コンテストを開催する予定だ。コンテストの応募資格を高校生、専門学校生、大学生、大学院生などおおむね15~25歳くらいの人とするほか、2019年5月上旬頃に募集を開始し、2019年9月下旬頃に提出締め切り、2019年12月下旬に最終審査を行う案が示された。委員からは「カテゴリーが大きすぎるため、CM部門やコピー部門など部門分けを行ってはどうか」、「動画にしてもYou Tubeで流すのか、テレビで流すのかといったことや、ポスターの大きさといった詳細を募集要項に記すべき。また、応募資格は若者に限らず幅広くし、年金広報のターゲットである若者に刺さるものをつくってもらうことにしたほうがいい。作品の提出方法も定めるべき」、「提出締め切りは9月下旬となっているが、公立大学では前期試験が終わってすぐだし、私立大学では後期が始まってすぐだと思うので、可能であれば締め切りを後ろにずらしてコンテストの結果発表も冬休み中がいいと思う」などの意見が出た。次回は、完成版の年金ポータルが示される予定だ。

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