年金時代

【わが家のマネープラン】ヤングファミリーの家計の見直し大作戦

 小学生以下の子どものいる世帯にありがちな家計の落とし穴と見直しのポイントを、ファイナンシャルプランナーが伝授します。

落とし穴① 習い事にお金をかけすぎて教育費貧乏に!

子どもの特性を見つけてあげたいと願うのは親心ですが、先の見通しなくあれこれ習い事を増やすと大変な事態になります。

下の子にも同じようにと考えると金額も倍になりますから、「こんなにかかるなら2 人目はあきらめなきゃ」と思ってしまうこともあります。

落とし穴② 周りに振り回されてパニックに!

クラスの半分が“お受験”する地域がありますが、その影響をうけて急に受験を決めると想定外の支出で家計も家族もパニックに。

塾により異なりますが、小学校受験では幼児教室に1~2年、中学校受験では小学4年から3年間通って、それぞれ多いと200 万円程度かかります。「わが家はどうするか」を考えておかないと周りに振り回されることになります。

見直しポイント① 「かかるお金」と「かけるお金」を区別

子どものためのお金は「聖域」となってなかなか減らせないものです。家計が苦しい中で習い事をさせていると、親もつい必死になって子どもにプレッシャーをかけてしまいます。

大事なのは、学校教育費のような「かかるお金」と、習い事や塾などの「かけるお金」を区別して、実際いくらお金が使えるか見極めることです。

教育費は地域性もあるので“ママ友”との情報交換は宝物。よいおつきあいができていれば不安も軽くなるだけでなく、制服のおさがりを回し合えるなどお得がいっぱいです。

見直しポイント② 子どもと一緒にライフプランを描く

小学校進学時や小学4 年の時点で習い事を続けるか親子で話し合う機会をもてば、子どもの意識も高まります。高学年になると「サッカーはやめてバスケをやりたい」とそれまでと違ったものに興味を示すこともありますので、一時の思いか、それとも本気か、よく聴いてあげる柔軟な親の姿勢が大事です。

習い事と受験は合わせて考え、早い時期に子どもの才能を見極めて、「選択と集中」をしていきましょう。習い事の重要な成長期に受験が重ならないように一貫校を考える家庭もあります。最近では公立の中高一貫校が増え学費が安くて人気ですが、試験傾向が私立と異なるためダブル受験は対策が必要です。

見直しポイント③ 家族で助け合う

下の子はお兄ちゃんやお姉ちゃんと同じものを欲しがるし、ヒーロー戦隊ものは毎年キャラクターが変わるし、同じようなものが家に増えることに親は苦笑いです。「みんな持っているから買って」と言い出したら、その気持ちに共感したうえで、「お金はどこからやってくるのか」「ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)の考え方」などを話し合うチャンスです。

「子どものために」と一生懸命やっているのにうまくお金が回らず落ち込むこともあるかもしれませんが、それはあたりまえです。子どもが生まれたのと同時に「お父さん・お母さん」も誕生したのですから、だれもがみんな「子育て初心者」なのです。子どもの成長を楽しみながら、少しずつ上手なお金の管理をめざしたいですね。

このコラムの執筆者

伊川美希(いかわ・みき)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー

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発行:2019年4月発刊
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