年金時代

公的年金 2019年度第2四半期は1兆8,058億円のプラスに―GPIF運用状況

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は11月1日、2019年度第2四半期(7~9月)の運用状況を公表した。期間収益率は1.14%のプラスとなり、期間収益額は1兆8,058億円となった。平成13年の市場運用開始以降の収益率は年率3.02%、累積収益額は67兆8,835億円となり、運用資産額は161兆7,622億円となった。市場運用分の収益率を資産別に見ると、国内債券が0.31%、国内株式が3.34%、外国債券が1.21%、外国株式が0.11%、短期資産が0.01%だった。

GPIFの髙橋則広理事長は同日、市場運用について米国連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が政策金利の引き下げなどの金融緩和を行ったことなどから、世界的に金利は低下し、株価が上昇したことや、為替は対ドルではおおむね横ばいだったが、対ユーロでは円高が進行したことをコメントとして公表した。また、GPIFでは現在、基本ポートフォリオの見直しに向けた議論が行われているため、年金積立金の価値を保全する観点から、今年度中は、資産別資産額や構成割合、資産別収益額を開示しないとしている。なお、これらの情報は来年度に公表する2019年度業務概況書に記載する予定だ。

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