年金時代

令和2年度の年金制度はこうなります!

令和2年4月から年金制度はどう変わるのでしょう。『年金マニュアルシート』(発行:社会保険研究所)の著者としてもお馴染みの社会保険労務士の三宅明彦さんに令和2年度の年金制度についてご説明いただきました。

⒈ 令和2年度の年金額は?

年金額は昨年度から0.2%のプラス改定です

令和2年度の年金額の改定は、年金額改定に用いる物価変動率(0.5%)が名目手取り賃金変動率(0.3%)よりも高いため、新規裁定年金・既裁定年金ともに名目手取り賃金変動率(0.3%)を用います。
さらに令和2年度は、名目手取り賃金変動率(0.3%)にマクロ経済スライドによる令和2年度のスライド調整率(▲0.1%)が乗じられることになり、改定率は0.2%となります。
また、年金生活者支援給付金等については、物価変動に応じた改定ルールが法律に規定されているので、令和元年の物価変動率(+0.5%)に基づき、0.5%の引き上げとなります。

 

⒉ 令和2年度の支給開始年齢到達生年月日は?

令和2年度の厚生年金の支給開始年齢は、男性が63歳・女性が61歳です

今年度は、男性は昭和32年度生まれが63歳になるので新規受給対象者になり、また、女性は昭和34年度生まれが61歳になるので新規受給対象者になります。

 

⒊ 健康保険の被扶養者及び国民年金の第3号被保険者について

令和2年4月から、健康保険の被扶養者及び国民年金の第3号被保険者になる要件に国内居住要件が加わりますので、外国に住んでいる場合には、原則認められないことになります。
ただし、海外留学する場合や海外赴任に同伴するような場合には認められますので、詳しくは、お近くの年金事務所等にお問い合わせください。

 

⒋ 「年金マニュアルシート」ではこう説明しています

では、ここでご好評いただいています、「令和2年度版年金マニュアルシート」では、令和2年度の年金制度をどう説明しているのか、Web年金時代の読者のみなさんにお見せいたしましょう。

①何年加入したら受けられる?

平成29年8月より老齢年金の受給資格期間が10年になっていますので、その受給資格の説明とともに、注意が必要な遺族年金の受給資格期間が原則25年であることを掲載しています。

②いつからいくら受けられる?

国民年金と厚生年金に分けて、繰上げ・繰下げや厚生年金の支給開始年齢を表にしてわかりやすく見やすく掲載しています。
それと、令和元年10月から始まった「年金生活者支援給付金」の概要を掲載。
また、ねんきん定期便の見方の説明も掲載していますし、加給年金額と振替加算についてもマニュアルシートでバッチリ相談者にご説明いただけます。

③働きながら受ける年金

厚生年金の在職老齢年金について、早見表を用いてわかりやすく説明しています。
60歳以降も継続勤務する方が多い中で、ここが一番相談が多い項目です。

④雇用保険との調整

厚生年金と雇用保険の基本手当との調整及び厚生年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整をわかりやすく完結にまとめています。

⑤60歳台前半の老齢厚生年金と繰上げの老齢基礎年金

繰上げ受給する場合の繰上げのしくみを図にしてわかりやすく説明しています。

⑥年金請求書(事前送付用)記入例

新しく変わった事前送付用の年金請求書について、書き方見本(記入項目の注釈付き)とともに手続き先や添付書類について説明しています。なかなかわかりづらい年金請求書を記入する際に参考になる、との評判を頂いています。

⑦ 65歳時の請求手続と繰下げ受給

これからの時代は、繰下げ受給をする方が見込まれることから、新たに65歳時の諸変更手続き用の年金請求書(ハガキ)と繰下げ請求書を掲載し、それぞれの注意点についても説明しています。

⑧年金手帳と年金証書

年金手帳と年金証書の見本(縮小版)、年金コード及び受取機関変更届の書き方までも掲載しています。

『年金マニュアルシート』は、年金のしくみを説明する際や年金の請求をする際に、たいへん役立つツールです。社会保険労務士の方、金融機関の年金担当者の方、年金に関心のある皆様のご利用をお勧めします。

お申し込みはこちらから⇒https://www.shaho.co.jp/shaho/shop/detail.php?Bc=330623

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