年金時代

統計調査 暮らし向きに心配なく暮らしている高齢者が増加――令和2年版高齢社会白書

内閣府は7月31日、同日に閣議決定された令和2年版高齢社会白書を公表した。令和元(2019)年10月1日現在の65歳以上人口は3,589万人となり、総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.4%だった。年齢階級別の就業率の推移を見ると、60~64歳、65~69歳、70~74歳では、10年前の平成21(2009)年の就業率と比較して、令和元(2019)年の就業率がそれぞれ13.3ポイント、12.2ポイント、10.4ポイント伸びる結果となった。内閣府は白書の公表に合わせて令和元年度の高齢者の経済生活に関する調査結果を新たに公表している。この調査で60歳以上の男女に現在の経済的な暮らし向きについて聞いたところ、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」が20.1%、「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」が54.0%となり、合わせて約4分の3(74.1%)が心配なく暮らしている結果となった。平成28年に内閣府が実施した「高齢者の経済・生活環境に関する調査」の結果では、心配なく暮らしているとする割合が6割強(64.6%)となっており、今回調査の方が心配なく暮らしている割合が高くなっていることがわかった。

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