年金時代

公的年金 GPIFの業務実績と評価をおおむね了承―資金運用管理部会

厚生労働省の社会保障審議会資金運用部会(部会長=神野直彦・日本社会事業大学学長、東京大学名誉教授)は8月5日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の令和元年度および第3期中期目標期間の業務実績と評価について審議を行った。GPIFの業務実績と評価については、①管理・運用の基本的な方針、運用の目標②リスク管理③透明性の向上――を重点化項目として定めている。①については、ベンチマーク収益率の確保に努め、国内債券、外国株式でプラス、国内株式、外国債券でマイナスとなったことや、第4期中期計画に向けた基本ポートフォリオを策定したことを「所期の目標は達成している」として自己評価、大臣評価ともにBとした。②については、新たなリスク指標としてVaRレシオを導入したほか、リスク分析の強化として中長期の影響を重点的に分析したストレステストを実施したことを自己評価ではB、大臣評価では「所期の目標を上回る成果が得られている」とするAとなった。③については、ホームページの充実やSNSの活用、その他コンテンツを作成し、わかりやすく情報を発信するための取り組みを実施したことについて自己評価、大臣評価ともにAとした。これらの評価はおおむね了承されたが、理事長の制裁案件をどのように評価へ反映させるか委員の意見が分かれた。これについては、部会長に一任され、議論の内容を報告書に記載することで合意した。

年金時代