年金時代

【統計調査】高齢就業者数、就業率ともに4月を底に改善傾向に

総務省は9月20日、敬老の日を迎えるにあたり、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについて取りまとめた。我が国の総人口(2020年9月15日現在推計)は、前年に比べ29万人減少している一方で、65歳以上の高齢者人口は3,617万人と、前年に比べ30万人増加し、過去最多となった。総人口に占める割合は28.7%と、前年より0.3ポイント上昇し、過去最高となった。男女別に見ると、男性は1,573万人(男性人口の25.7%)、女性は2,044万人(女性人口の31.6%)と、女性が男性より471万人多かった。人口性比(女性100人に対する男性の数)を見ると、15歳未満では105.0、15~64歳では102.7と男性が多いのに対し、65歳以上では77.0と女性が多くなっている。

2019年の高齢就業者数は、2004年以降、16年連続で前年に比べ増加し、892万人と過去最多となり、就業者総数に占める高齢就業者の割合も13.3%と過去最高となった。高齢就業者を主な産業別に見ると、「卸売業、小売業」や「農業、林業」などで多い結果となった。高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員で、非正規の職員・従業員に就いた主な理由は、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多となった。最近の高齢就業者について、2020年7月まで月別に見ると、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、前年同月と比べ2020年4月に減少したものの、5月以降は増加し、就業率についても6月以降上昇しており、就業者数と同様に4月を底に改善傾向が見られる。

 

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