年金時代

[厚生労働]男性の約4割が90歳まで、女性の2割が100歳まで生きると推計―令和2年版厚生労働白書

厚生労働省は10月23日、令和2年版厚生労働白書を公表した。白書は2部構成となっており、第1部のテーマを「令和時代の社会保障と働き方を考える」とし、平成の30年間の社会の変容と2040年にかけての見通しを踏まえ、新型コロナウイルス感染症の影響を含め、今後の対応の方向性等として①人生100年時代に向けて②担い手不足・人口減少の克服に向けて③新たなつながり・支え合いに向けて④生活を支える社会保障制度の維持・発展に向けて⑤デジタル・トランスフォーメーション(DX)への対応――を提示している。

厚労省は①について平均寿命が平成の30年間で約5年延び、さらに2040年にかけて約2年延びる見通しを示した。2040年時点で65歳の人は、男性の約4割が90歳まで、女性の2割が100歳まで生きると推計し、「人生100年時代」が射程に入るとしている。そのため、健康寿命の延伸とともに、ライフステージに応じてどのような働き方を選ぶか、就労以外の学びや社会参加などをどのように組み合わせていくかといった生き方の選択を支える環境整備が重要になるとしている。

③に関しては、平成の30年間で、三世代世帯が約4割から約1割に減少するなど、世帯構造が大きく変化したことを示した。「日頃のちょっとした手助けが得られない」や「介護や看病で頼れる人がいない」など、生活の支えが必要と思われる高齢者世帯は、過去25年間で3.5倍程度増加し、今後25年間でさらに1.5倍程度増える見込みと推計。人口減少による地域社会の縮小が見込まれる中で、新たなつながり・支え合いを構築することが必要だとしている。

前回の白書は平成30年版だが、厚労省は今回の白書を令和2年版とし、第2部では、年次行政報告である「現下の政策課題への対応」で、厚生労働省がさまざまな政策課題にどのように対応しているのかを、わかりやすく国民に報告しており、平成30年度と令和元年度の2年度分の年次行政報告を掲載している。

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