年金時代

[統計調査]夫の休日の家事・育児時間が長いほど第2子以降の出生割合は高い傾向に

厚生労働省は11月25日、第8回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)の結果を公表した。この調査は、平成24年10月末に20~29歳だった全国の男女とその配偶者に対し、結婚や出生、就業の状況などを継続的に調査し、少子化対策など厚生労働行政施策のための基礎資料を得ることを目的としている。今回の調査では、平成24年度の第1回調査から協力が得られた6,189人について集計し、調査対象者の年齢は27~36歳となっている。

平成24年の第1回調査時に独身だった人のうち、この7年間で結婚した割合は、男29.8%、女45.2%となり、独身者の割合は男70.2%、女54.8%だった。第1回の子どもをもつ意欲別にこの7年間の結婚の状況を見ると、男女とも子どもを「もちたい」と答えた人のほうが「もてなくてもかまわない」「子どもは欲しくない」と答えた人より、この7年間で結婚した割合が高かった。

第1回調査時に独身で第8回調査時に既婚の人の第1回の希望子ども数を性別に見ると、男女とも「2人」が多く、男では63.7%、女62.2%だった。また、第8回調査時に「子どもあり」の割合は男64.2%、女64.5%となり、希望子ども数が多いほど高い傾向となって いる。

夫婦について、夫の休日の家事・育児時間別にこの7年間の出生状況を見ると、子どもが1人以上いる夫婦では、「家事・育児時間なし」で50.0%、「家事・育児時間あり」では7割以上で 第2子以降が生まれており、家事・育児時間が長いほど子どもが生まれる割合が高くなる傾向がある。

第1回調査時に独身でこの7年間に結婚した人について、結婚前後の就業状況の変化を見ると、結婚前に「仕事あり」で結婚後も「仕事あり」の割合は、男99.2%、女81.9%、結婚前に「仕事あり」で結婚後に「仕事なし」に変化した割合は、男0.3%、女17.8%となり、女のほうが男より「仕事なし」に変化した割合が高かった。 また、結婚前後とも「仕事あり」の女について、結婚前後の出産後の就業継続意欲を見ると、「出産した後も続ける」の割合は、結婚前42.0%、結婚後57.1%となった。

この7年間の出生の状況別に、妻の職場の仕事と子育ての両立のための制度等の状況を見ると、育児休業制度があると答えた人のうち、「出生あり」は74.6%、「出生なし」は68.0%となっている。 また、この7年間に子どもが生まれた夫婦の妻の育児休業制度の利用状況を見ると、「利用あり」は59.9%、「利用なし」は25.1%。育児休業制度の利用の有無別に妻の出産後の就業状況を見ると、「利用あり」の「同一就業継続」は 87.4%、「利用なし」の「同一就業継続」は52.6%となった。

年金時代