年金時代

[公的年金]令和3年度年金額改定は据え置きへ―令和3年度予算案

政府は12月21日、令和3年度予算案を閣議決定した。厚生労働省の予算案は前年度予算から1,519億円増の33兆1,380億円。そのうち社会保障関係費は32兆7,928億円で、新型コロナウイルス感染症の影響による医療費減などを踏まえた実質的な伸びは3,500億円程度となる。

公的年金に関しては、令和3年度の年金額改定率を0.0%の据え置きと見込んで12兆6,213億円を計上。持続可能で安心できる年金制度の運営のため、基礎年金の国庫負担2分の1を維持し、長期的な給付と負担の均衡を図り、年金制度を将来にわたって持続可能なものとするとともに、年金生活者支援給付金の支給に関する法律に基づき、所得の額が一定基準以下等の高齢者や障害者に対して、年金生活者支援給付金を支給する。また、改定率の指標となる物価変動率は0.1%、賃金変動率は0.0%となり、物価変動率が賃金変動率を上回ることから、新規裁定・既裁定ともに賃金変動率で改定する。マクロ経済スライドの調整率は▲0.1%と見込んでおり、キャリーオーバーとして翌年度以降に持ち越す。なお、改定率は総務省が1月下旬に公表する「2020年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食品を含む総合指数)を待って、正式に公表される。

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