年金時代

[公的年金]年金額の簡易試算webアプリについて審議――年金広報検討会

厚生労働省の年金広報検討会(座長=上田憲一帝京大学経済学部経営学科教授)は7月1日、個々人の年金の「見える化」のための取り組みとして開発を進めている年金額の簡易試算webアプリについて審議を行った。このアプリは、令和4年4月からねんきん定期便に記載されるQRコードを読み取って年金見込額を試算できるようにし、QRコードがなくても必要な項目を入力すれば試算できるようにする。この日は、制作を業務委託されている日立製作所から基本コンセプトやデザインについて提案があった。委員からは全体にかかわる意見としてアプリに掲載する情報は、必ずしもねんきん定期便とそろえる必要はないといった指摘や、利用者が入力する生年月日などの個人情報は年金額の試算に用いるためだけに使用し、それ以外に使用されることはない旨を伝えたほうがいいといった声があった。このほか、「情報は西暦よりも年齢で入力したほうがいい」「性別の項目は多様性を考慮して戸籍上の性別としてはどうか」「デザインについては厚労省のホームページや年金ポータルなどのほかのサイトとの親和性よりも、スタイリッシュさやモダンさを意識したほうがいい」など多くの意見があった。厚労省と日立製作所はこれらの意見を踏まえて開発を進めていくとした。

厚生労働省ホームページ▶第11回 年金広報検討会(資料)
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