年金時代

[厚生労働]令和4年度予算概算要求をまとめる、過去最高の33.9兆円

厚生労働省は8月26日、令和4年度予算の概算要求をまとめた。要求額は前年度予算額から2.4%(8,070億円)増の33兆9,450億円となり、過去最高額を更新した。なお、新型コロナ感染症対策関連の予算は今後の感染状況等が見通せず、正確な見積もりが困難なことから、前年度と同様に事項要求として金額を明示していない。このため年末に編成される予算額は、さらに膨らむ見通しだ。

医療、年金等の社会保障経費は31兆7,791億円となり、前年度予算額から6,738億円増えた。このうち年金関係は12.8兆円を占める。予算要求段階では年金額改定の指標となる物価変動率や賃金変動率等が定まっておらず、改定率は織り込んでいない。

主な要求事項を見ていくと、新型コロナから国民の命・暮らし・雇用を守る施策が中心に並ぶ。雇用対策の柱となるのは、前年度に引き続き雇用調整助成金等による雇用維持の支援だ。雇用調整助成金は一般財源も投入しながら特例措置を実施し、令和3年8月20日時点で支給決定額が4.2兆円を超えている。今後もさらに伸びることが予測されるなか、懸念されるのが財源となる雇用保険財政だ。政府は国庫負担を含めた雇用保険の財政運営のあり方について、年末の予算編成過程までに検討するとしている。

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