年金時代

[厚生労働]後藤厚労大臣が賃金引上げの流れの加速に意欲

後藤茂之厚生労働大臣は10月5日、初登庁後の記者会見に臨んだ。新型コロナウイルス感染症対策では、関係大臣と協力してこれまでの健康危機管理について十分に検証して抜本的に強化する考えを示した。さらに賃金引上げの流れを加速させるうえで、支援策の強化にも意欲を示した。

新型コロナウイルス感染症対策について、在宅療養中に健康観察が十分に行き届かず状態が悪化して亡くなってしまった患者がいたことに触れ、「感染の拡大に病床の確保が追い付かない事態がみられたのが非常に大きな問題だ。今後、医療提供体制を充実していくのに当たって健康観察や早期の適切な診療を受けられるような体制整備をしっかりとしていく必要がある」と述べた。さらに「関係大臣で協力して一体何が今回の健康危機管理のボトルネックになったのかよく検証して抜本的に強化していく」とした。

賃金引上げについて、「成長と分配の好循環は非常に大切だ。労働分配率を高める、賃上げの流れを加速させていくことは非常に重要な政策課題だ」と強調。そのうえで、中小企業において生産性を向上させていくことや下請取引の適正化、賃上げに対する税制支援の拡充など、支援策の強化に意欲を示した。

また「総理から、関係大臣とも協力しながら医療、介護、保育などの分野で働く労働者の所得向上のために公定価格の在り方を抜本的に見直すようにご指示をいただいている。こうした方々がより一層活躍できるよう、公定価格のあり方の中で、丁寧にしっかりと検討したい」と述べた。

子ども庁の創設については、「年齢的な切れ目、省庁間の縦割りを排して子どもの視点に立った行政組織を創設することは非常に重要」と指摘し、前向きな姿勢を示した。

厚生労働省ホームページ▶後藤大臣会見概要
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