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小社は厚生労働省をはじめ社会保障の関係機関に長年、取材を重ね、報道・出版事業を展開してきました。その蓄積を活かし、医療・介護・福祉・年金・労働に関する情報を総合的にご提供します。

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    サンプル動画はこちら ⇒ https://youtu.be/ucp6D3ifDzc 年金口座獲得の推進や、年金の相談業務を行っている金融機関をご担当者様を想定した講義内容です。講義形式の動画配信のほか、そのレジュメや理解度チェック・解説のダウンロードができます。講師はさまざまな年金セミナーで実績のある特定社会保険労務士の三宅明彦先生をお招きしました。

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#4|マクロ経済スライドの調整期間の一致の論点

高橋 俊之(たかはし としゆき)/日本総合研究所特任研究員、前厚生労働省年金局長 1.基礎年金のマクロ経済スライド調整期間の長期化とその問題点⑴報酬比例部分より基礎年金の調整期間が長期化している  マクロ経済スライド調整は、平均余命の伸びと少子化が進む中で、将来の保険料の高騰を防ぐために、保険料の上限を固定して財源の範囲内で給付を行うよう、給付水準を少しずつ調整していく仕組みです。マクロ経済スライドが導入された時の2004年財政再計算では、基礎年金と報酬比例部分の調整期間

    • 精神科地域包括ケア病棟入院料の施設基準等を修正――報酬改定Q&A第5弾も(2024年5月17日)

      厚生労働省は5月17日、「令和6年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について」(訂正事務連絡)の第3弾を発出した。また同日、「疑義解釈資料の送付について(その5)」(QAその5)を発出した。字句修正のほか、A315精神科地域包括ケア病棟入院料の施設基準通知等を修正している。 休日日勤帯の人員体制を緩和―精神科地域包括ケア病棟入院料また、新設のA315精神科地域包括ケア病棟入院料について、休日の日勤時間帯における作業療法士等の体制を「常時1人」から「1人」に修正

      • 外来・在宅ベースアップ評価料(I)の届出を6月21日まで延長(2024年5月20日)

        厚労省は5月20日、令和6年度診療報酬改定で新設された「ベースアップ評価料」の届出について、外来・在宅ベースアップ評価料(I)などの6月1日からの算定に係る届出を6月21日(金)まで延長した。 6月1日からの算定に係る「外来・在宅ベースアップ評価料(I)」「歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)」「訪問看護ベースアップ評価料(Ⅰ)」の施設基準の届出について、6月21日(金)までに届出を受理した場合は、6月1日から算定することとした。 事務連絡「令和6年度診療報酬改定で新設

        • 支払基金がマイナ救急の情報閲覧機能構築へ(2024年4月23日)

          社会保険診療報酬支払基金は4月23日の会見で、救急搬送中における救急時医療情報閲覧機能の構築を進める方針を示した。救急隊員が救急車の中で、医療情報を閲覧できる仕組みだ。 マイナンバーカードを活用した救急業務の迅速化・円滑化について、消防庁は令和6年度に全国規模での実証事業を行い、以後、オンライン資格確認等システムを基盤とした救急業務での診療情報等を閲覧する仕組み(マイナ救急)の構築を進める方針としていた。しかし、政府部内での再検討の結果、マイナ救急の全国展開をより早期に実現

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          謎の新興国アゼルバイジャンから|#48 伝える力(中)現場を知るということ

          皆さんこんにちは。 前回の近況報告で大使夫人の活動についてお話ししましたので、今回は大使の近況報告をいたします。 バクーでは毎年4月に、「Des Semaines de la Francophonie」という大きなイベントが開催されます。フランス大使館始め、フランス語を話す国の大使館が中心になって約2週間、絵画展、クラシックコンサート、ジャズコンサート、映画祭、大学でのシンポジウム、フランス留学生OB/OG(Alumni)のイベントなど、様々な文化行事が市内各地で展開されま

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          柔整・あはき療養費 令和6年度改定率はプラス0.26%(2024年4月26日)

          社会保障審議会医療保険部会の「柔道整復療養費検討専門委員会」(遠藤久夫委員長)と「あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」(同)は4月26日、令和6年度料金改定案について了承した。柔整・あはきの療養費の令和6年度改定率は、いずれもプラス0.26%となった。診療報酬改定の医科の改定率(プラス0.52%)の水準となる。 柔整・あはき療養費専門委員会が改定案を了承令和6年度療養費の改定は、物価高騰や賃上げに対応するとともに、柔整では明細書交付義務化対象の拡大や長期

          柔整・あはき療養費 令和6年度改定率はプラス0.26%(2024年4月26日)

          財務省が介護保険制度改革で考え方 金融資産からの所得の勘案を提案(2024年4月16日)

          財務省は4月16日の財政制度等審議会財政制度分科会に、介護保険制度改革の考え方を示した。利用者負担の見直しでは、金融資産等を勘案することを提案している。 「保険給付の効率的な提供」の視点では、生産性の向上や高齢者向け住まい等の報酬体系の見直し、保険外サービスの活用、人材紹介会社の規制強化、軽度者に対する生活援助サービス等の地域支援事業へのさらなる移行をあげた。生産性の向上では、ICT機器の導入・活用を引き続き推進しつつ、特養や通所介護などにおける人員配置基準のさらなる簡素化

          財務省が介護保険制度改革で考え方 金融資産からの所得の勘案を提案(2024年4月16日)

          経常収支▲6578億円の赤字見通し 健保連の令和6年度予算集計(2024年4月23日)

          健保連は4月23日、厚労省内で会見を開き、令和6年度健康保険組合予算編成状況の早期集計結果を発表した。健保連に報告のあった1353組合の予算数値をもとに、4月1日時点に存在する1379組合の財政状況を推計したもの。集計によれば赤字組合は全体の9割弱を占め、経常収支は▲6578億円で大幅な赤字の見通しとなった。 保険料収入+4.5%に対し保険給付費+6.2%の見込み令和6年度予算の経常収支は、経常収入9兆53億円(対前年度比+4.5%)、経常支出9兆6631億円(同+5.3%

          経常収支▲6578億円の赤字見通し 健保連の令和6年度予算集計(2024年4月23日)

          #7 |投資は必要か?

          投資、する? しない? 今年になってから、スーパーなどでいつもとさして変わらない買物をしたつもりなのに、レジでの支払額の多さに驚くことがしばしばあり、そんなときに物価が上がったなぁ…と痛感するのですが、総務省の発表によれば、2024年3月の消費者物価指数は「生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数」の前年同月比で2.9%でした。つまりこの1年間で物価が2.9%上昇したわけです。 ではこの1年間の預貯金の金利の動きはどうかと見てみると、日銀のマイナス金利政策の解除をきっかけに

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          中医協が胃がん患者の適用判定の新たな臨床検査を了承(2024年4月24日)

          中医協は4月24日、持ち回りで総会を開催した。臨床検査について、ベンタナ OptiView CLDN18 (43-14A)(ロシュ・ダイアグノスティックス)の保険適用を了承した。 測定項目は、CLDN18 タンパク免疫染色(免疫抗体法)・病理組織標本作製、測定方法は、免疫組織化学染色法(定性)。主な使用目的は、がん組織中のCLDN18 タンパクの検出(ゾルベツキシマブ(遺伝子組換え)の胃がん患者への適応判定の補助である。保険償還価格は、「PD-L1 タンパク免疫染色(免疫抗

          中医協が胃がん患者の適用判定の新たな臨床検査を了承(2024年4月24日)

          年金受給者の定額減税

          令和6年度税制改正の大綱において、賃金上昇が物価高に追いついていない国民の負担を緩和するため、物価上昇を十分に越える持続的な賃上げが行われる経済の実現を目指す観点から、令和6年分の所得税及び個人住民税において定額減税が実施されることとなりました。 年金受給者の定額減税については、所得税は令和6年6月振込の年金から、個人住民税は令和6年10月振込の年金から、実施されます。 今回は、国税庁や総務省の資料中心にみていきます。

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          年金受給者の定額減税

          日本健康会議がマイナ保険証の利用促進へフォーラム開催(2024年4月25日)

          日本健康会議は4月25日、都内で「医療DX推進フォーラム―使ってイイナ!マイナ保険証」を開催した。マイナ保険証の利用率が低迷するなか、厚労省が5月から7月までを「マイナ保険証利用促進集中取組月間」と位置付けたことを踏まえ、利用者への積極的な呼びかけなど「マイナ保険証利用促進宣言」を採択した。 フォーラムでは来賓として武見敬三厚労大臣、斎藤健経産大臣、河野太郎デジタル大臣、加藤勝信前厚労大臣が挨拶した後、日本健康会議の共同代表である日本医師会の松本吉郎会長や健保連の宮永俊一会

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          謎の新興国アゼルバイジャンから|#47 伝える力(上)社会保障を理解するということ

          みなさんこんにちは。令和元年最初の連載です。 はじめに近況報告を少し。 今回は「大使夫人の活動」の紹介です。 最近は外交官の配偶者も仕事を持っている方が多くなったので、各国とも単身で赴任される館員が多くなっています。 当地の各国大使館や国際機関代表部の話を聞いても、職員の家族が常に帯同している、という人はもはや多数派とは言えないようです。 公館長である各国大使や国際機関代表の場合も同様で、単身で赴任している方、配偶者が仕事を持っていてその関係で本国や勤務地と任国の間を定

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          謎の新興国アゼルバイジャンから|#47 伝える力(上)社…

          #5 定年退職前後にやることチェックリスト

          定年退職前後に行う手続きには、公的年金、健康保険、雇用保険、税金などさまざまなものがあります。 そこで、事前に定年退職前後の手続きをリスト化しておくと、スムーズに手続きをすることができます。 今回は、定年退職前後にやることチェックリストについてご説明しましょう。 手続きは、公的年金等、健康保険、雇用保険、税金に区分し、それぞれ「在職中」、「退職時」、「退職以降」の3つの時期に分けてチェックリストにまとめていきます。 在職中にやることまず、在職中は、定年退職後の生活設計を立て

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          #5 定年退職前後にやることチェックリスト

          ケアマネジャーを再び『憧れの職種』へ――第2回ケアマネ検討会を開催(2024年5月9日)

          厚生労働省は5月9日、「第2回ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」を開催した。 今回は、ケアマネジメント関係者として、主に次の5つの団体よりヒアリングを実施した。 一般社団法人『民間事業者の質を高める』全国介護事業者協議会 社会福祉法人米寿会 一般社団法人全国介護事業者連盟 公益財団法人日本訪問看護財団 社会福祉法人川崎聖風福祉会 米寿会の根津賢謙参考人は、長崎県対馬市での島しょ部における取り組みを報告。離島におけるICTの活用として、法廷研修が完全にオ

          ケアマネジャーを再び『憧れの職種』へ――第2回ケアマネ検討会を開催(2024年5月9日)

          新たな地域医療構想の構築に向けた有識者ヒアリングを開催(2024年4月17日)

          新たな地域医療構想等に関する検討会は4月17日、関係団体・有識者からヒアリングを実施した。香取照幸・未来研究所臥龍代表理事、江澤和彦・日本医師会常任理事、相澤孝夫・日本病院会会長、猪口雄二・全日本病院協会会長、松田晋也・産業医科大学教授が、新たな地域医療構想への期待をテーマに発表した。 地域ごとに2040年の絵姿を香取代表理事は、医療と介護の需要が増えている中で、資源が限られている現状を考慮し、2040年に向けた地域ごとの将来像を描く必要性を強調した。また、将来設計を基に今

          新たな地域医療構想の構築に向けた有識者ヒアリングを開催(2024年4月17日)